平原草々の日記

思ったこと、音楽、本の感想など

2020-12-24から1日間の記事一覧

浅田彰『ヘルメスの音楽』

浅田彰さんの『ヘルメスの音楽』を紹介します。ちくま学芸文庫から出ているもので読みました。 とても美しい本です。 思想、音楽、美術などについて、それぞれはそんなに長い文章ではないですが、詩的な文章で綴られており、著者自身も「あとがき」で、この…

武満徹「ノヴェンバー・ステップス」

日本を代表する作曲家である武満徹さんの「ノヴェンバー・ステップス」を紹介します。 私は、昔々、作曲家になりたいという夢を持っていました。 クラシック音楽を始め、いろいろな音楽を聴くと、心がぼーっとして、とてもいい気持になれました。そして、心…

シューマンの「交響曲第3番」

シューマンの交響曲は全部で4曲あり、それぞれ個性的な作品で聴いていて楽しめるのですが、私は、「ライン」の愛称で知られている「交響曲第3番 変ホ長調 作品97」が好きです。 しかしこの作品は、あまり起伏に富んでおらず、中間楽章はどれもゆっくりとした…

夏目漱石「私の個人主義」

夏目漱石の小説で一番好きなのは「明暗」です。 未完であるのが本当に残念ですが、ジェイン・オースティンやヘンリー・ジェイムズなどに近い会話劇、心理劇を堪能することができます。 その次は「こころ」です。先生の手紙の文体が、現代日本語の文章として…