平原草々の日記

思ったこと、音楽、本の感想など

バッハの「平均律クラヴィーア曲集第1巻」

バッハの平均律クラヴィーア曲集は、いわゆるピアノ界の「旧約聖書」と呼ばれる曲集です。

第1巻と第2巻の2種類があり、私自身は第1巻の方が好みなので、第1巻を取り上げたいと思います。

全部で24曲からなり、それぞれの曲は、前奏曲とフーガで成り立っています。

そして、1オクターヴ内の12音を、それぞれ長調短調として、ハ長調ハ短調から半音ずつ上がっていき、ロ短調で終わる構成になっています。

通して聴くと1時間以上はかかりますが、とにかく、その多彩な音楽世界に圧倒されます。およそ人間の喜怒哀楽をすべて含み、それらを大きく包むような、そう、神の存在を認め得るような、そんな気持ちになるようにも思います。

この曲集は、アファナシエフの全集で聴きました。その美しいピアノの音に圧倒され、特に大好きな第3番嬰ハ長調については単独で何回も何回も聴きました。

フィッシャー、リヒテルグルダ、グールド、ムストネン、ポリーニアシュケナージ、ケンプなどで聴いてきましたが、やはり、一番よく聴き込んだアファナシエフが心に残っています。ケンプのものも全曲録音されていないのが惜しいですが好きです。

また、私自身でも、なんとかこの世界に入り込みたく思い、少しずつピアノで練習しています。第1番から始めて、今は第6番ぐらいまでは、つっかえながらもなんとか弾いています。

大好きな第3番を自分の手で、本当にやっとこさですが、弾けることの喜びはなんとも言えません。そして、第4番嬰ハ短調の5声のフーガを演奏する時には、毎回、厳粛な気持ちになり、心が澄んでいくように感じます。

全曲演奏が私の目標ですが、死ぬまでにできるかどうか頑張ってみたいと思います。