平原草々の日記

思ったこと、音楽、本の感想など

ラフマニノフの「ピアノ協奏曲第3番」②

今回も、私が聴いた中で印象に残っている演奏をいくつか挙げてみたいと思います。

●ガヴリーロフ ムーティフィラデルフィア
力強いピアノとがっぷり四つに組むオーケストラといった感じの演奏です。
録音もよく、煌びやかな響きが聴かれます。
ただ個人的には、この作品特有の気怠さというか、陰翳がもう少し感じられればと思います。
この傾向は、レーベルは違いますが、アシュケナージとプレヴィンの盤にも感じられる傾向だと思います。

●コラール プラッソン/トゥールーズ・カピトール国立管弦楽団
この演奏は、おそらく初めて買ったラフマニノフのピアノ協奏曲全集だったように思います。
なので、この演奏を聴いて、この曲が好きになったのだと思います。
演奏も素晴らしく、全集としての出来もよいと思いますが、録音が少し悪いのが難だと思います。
ただ、その点が、この曲の翳りというか、暗鬱な気分に合ってるような気もします。

●ルディ ヤンソンス/ペテルブルク・フィル
これは、グレムザー盤と同様に、今回この記事を書くために聴き返していて、いい演奏だと思ったものです。
ピアノの音がクリアに聴こえ、オーケストラの表現もとても良いと思います。
傾向としては、ガヴリーロフとムーティのものに近い、明るい色合いの演奏だと思いますが、所々翳りもうかがえ、この曲の再現にあっている演奏だと思っています。

●ジャニス ドラティ/ロンドン響
ジャニスは、ホロヴィッツの弟子とのことで、師譲りの鋭利な演奏が聴けます。
この演奏はバックのオーケストラの表現が自分の好みに近く、今のところ、この曲の演奏では一番好んで聴いているものです。

上記の他にも、もう少し違う演奏も所有していますが、また、機会があればそれらも聴いて感想を書いてみたいと思います。