平原草々の日記

思ったこと、音楽、本の感想など

ベネットの「古いアメリカ舞曲による組曲」

ロバート・ラッセル・ベネットの「古いアメリカ舞曲による組曲」を紹介します。
ベネットは、アメリカの作曲家、編曲家で、主に、映画音楽やミュージカルの分野で活躍した人です。ヨーロッパでは、コープランドも学んだナディア・ブーランジェに師事しています。
曲は5つの舞曲から成り立っており、いずれも、古き良きアメリカの雰囲気を感じさせますが、絶妙なオーケストレーションと、コープランドにも近い新古典主義を感じさせる乾いた筆致で、聴いていて爽快感も感じられます。
この作品は、フェネル/東京佼成ウインドオーケストラの初録音のアルバムで聴きました。
このアルバムは吹奏楽部にいたころに繰り返し聴いていたもので、とても懐かしい一枚です。
そして、私が聴いてきた吹奏楽のアルバムの中でも、特に素晴らしい名盤の一つだと思っています。
その中でも、この「古いアメリカ舞曲による組曲」が一番好きで繰り返し聴いていました。
おそらくこの作品は、実際演奏するとなるとリズムの表現がとても難しいのではないかと思うのですが、この東京佼成の演奏は、きっちりとした表現でありながら、キュートさも感じられる演奏になっており、技術力の高さを感じることができます。
明るくさわやかで、ちょっとしたことは気にせずに楽しんじゃおうというような気分に満ちた、そんな素敵な一曲なので、聴いていると自然とこちらも浮き浮きとした気分になってきます。
今でも、車の中でたまに流しながら、各舞曲の旋律を口ずさんでリズムをとったりして楽しんで聴いています。