平原草々の日記

思ったこと、音楽、本の感想など

ブラームスの「交響曲第2番」

ブラームス交響曲は全部で4曲ありますが、私の好みは、4番≧3番≧2番>1番といった感じで、1番を除く残りの3曲が特に好きで良く聴きます。1番には硬い印象があり、その厳めしさにあまり好んで聴くことがありませんでした。

この「交響曲第2番 ニ長調 作品73」は、1番とは対照的に、とてもおおらかで伸びやかな表現が聴けて、聴いていると心が大きく広がっていく気分になります。

ブラームスの「田園」交響曲と言われるだけあって、この曲が作曲されたペルチャッハという場所の美しさが、実際見たことはないですが、おそらく中部ヨーロッパの湖岸の美しさと思われるのですが、眼前に思い浮かぶような気がします。

この作品については、バーンスタインウィーンフィルの演奏(DG)がとても素晴らしいと思っており、ほとんどこの演奏以外では聴くことがないような状態です。

ゆったりと大きくオーケストラを操縦しているバーンスタインの姿が思い浮かび、それに応えるウィーンフィルの表現も、とても伸びやかで歌に溢れているように思います。滑らかな弦楽器の表現はもちろんのこと、管楽器個々の音色の美しさも、さすがウィーンフィルと言った感じに打たれます。

第1楽章冒頭から始まる美しい田園劇が、第4楽章最後の盛り上がりに向かって進んでいくと、こちらの心もだんだんと高まっていき、最後は圧倒的なクライマックスに達して、聴き終えた後の充実感はとても大きいものがあります。

バーンスタイン以外の演奏では、ヴァント/北ドイツ放送響のスタジオ録音盤のものが、こちらは引き締まった表現で、これはこれで素晴らしいと思っています。