平原草々の日記

思ったこと、音楽、本の感想など

バッハの「マニフィカト」

バッハの「マニフィカト ニ長調 BWV243」を紹介します。

とても祝祭的な音楽であり、クリスマスのために作られた曲ということもあって、トランペットやティンパニが活躍する1曲目から、何やら心浮きたつものが感じられます。

しかしそれは、カーニヴァル的なものではなく、神に対する敬虔な祈りから生まれた、心の底から静かに湧き上がるような喜びの表現だと思います。

合唱やアリアが交互に現れ、曲調の変化にも富んでおり、一度聴き出すと、あっという間に最後まで聴き通すことができます。

この作品の演奏は、ファゾリス/スイス・イタリア語放送合唱団、アンサンブル・ヴァニタス(Arts)のものしか所有していませんが、この演奏でこの曲が好きになり、折に触れて聴き返すたびに、新たな喜びを感じることができるので、この一枚でとても満足しています。

録音もよく、なめらかな表現で各曲を聴くことができ、合唱を始めそれぞれのアリアもとても聴きやすく、古楽器と思われるバックの演奏も、管楽器を始め、とても素晴らしいと思っています。

今も、日曜日の朝にこの記事を書きながら聴き通していますが、一聴してクリスマスの敬虔な気分に触れられ、さわやかな気持ちになれる、そんな演奏だと思います。