平原草々の日記

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ドヴォルザークの「交響曲第9番 新世界より」

ドヴォルザークの「交響曲第9番 ホ短調 作品95 新世界より」は、私が子どもの頃、クラシック音楽を聴き始めて、最初に好きになった曲の一つです。

なぜ、この曲を聴こうと思ったのか今では思い出せませんが、おそらく第4楽章の有名なメロディーが、何かのCMに使われていて、それでこの曲の存在を知って、聴くようになったのではないかと思います。

それとも、第2楽章の有名な旋律(遠き山に日は落ちて)が、小学校の下校の音楽になっていたので、それで興味を持ったのかもしれません。

最初から聴き始めると、開拓時代のアメリカの雰囲気を思わせる第1楽章が特に好きになって、なんて素敵な曲なんだろうと思って聴いていました。

第2楽章の有名な旋律も好きでしたが、第3楽章の決然とした表現が好きで、この楽章も子どもながらにかっこいいと思って聴いていました。

第4楽章も、雄大な第1主題が有名ですが、やはりどこか懐かしい感じを思わせる雰囲気があり、特に最後の方の静かになる部分が好きでした。

以前の記事でも触れたことがありますが、私がはじめて買ってもらったオーケストラのミニスコアの一つがこの曲で、楽譜を眺めながら何回も何回も聴いた記憶があります。

また、のちに私は、この曲やブラームス交響曲第4番、チャイコフスキー交響曲第5番と、ホ短調の曲が好きだということを発見し、これを通して調性というものに興味を持つきっかけとなりました。

演奏は、子どもの時に聴いた、バーンスタイン/ニューヨークフィルのものが思い出深いですが、最近は、パーヴォ・ヤルヴィ/ロイヤルフィルのものや、インバル/フィルハーモニア管のものなどを聴いています。

マーラーなどの音楽を聴くようになると、この作品が、少し軽い感じに思われて、あまり聴くことがなくなりましたが、この記事を書くために聴き返してみましたが、旧友に再会したような懐かしい感に打たれて、この曲が、やはり、私のクラシック音楽体験の原点の中の一つだと改めて思いました。