部屋の片隅の光っている場所

思ったこと、音楽、本の感想など

2021-05-01から1ヶ月間の記事一覧

二十五週間

ブログを始めてから二十五週間が経ちました。 少し、波のある一週間でした。 時折、急にうつの波に飲み込まれ、しばらくじっとしていることもありました。 五月病ならぬ、六月病にならないように気をつけたいものです。 恐れずに飛び込んでいければと思いま…

モーツァルトの「クラリネット協奏曲」②

モーツァルトの「クラリネット協奏曲 イ長調 K.622」は、作曲者最晩年の作品です。 目の前に死を意識したような、そんな澄んだ境地が聴ける作品だと思います。 全3楽章ともに、不思議な軽さ、彼岸の気配が感じられ、特に、第2楽章のアダージョは、穏やかに死…

二十四週間

ブログを始めてから二十四週間が経ちました。 特に変わりなく過ごしています。 今、ティム・オブライエンの『僕が戦場で死んだら』を読んでいます。 ティム・オブライエンは、村上春樹の訳で『ニュークリア・エイジ』『本当の戦争の話をしよう』『世界のすべ…

二十三週間

ブログを始めてから二十三週間が経ちました。 だんだんと仕事が充実してきています。 その代わりと言うか、音楽を聴いたり、本を読むことへの意欲がほとんどなくなっています。 ブログも書く意欲もあまりありません。 また何かあれば書きます。

二十二週間

ブログを始めてから二十二週間が経ちました。 コロナ禍でおとなしく過ごす連休となりました。最近は、働いている方が気持ちが楽なような気がします。休日の過ごし方がうまく見つからず、なにもしないまま終わってしまったり、漠然とした不安な気持ちを抱いた…

ブラームスの「交響曲第3番」

ブラームスの「交響曲第3番 ヘ長調 作品90」は、恋する心のような曲だと思います。 実際に、この曲を作るにあたって若い女性歌手との恋愛感情が反映されていると言われることもありますが、聴いていると、比較的ブラームスの感情が表に出ている作品のように…

三浦哲郎「たきび」

三浦哲郎さんの短編「たきび」を紹介します。 この作品には、学生時代に模試の小説の問題として出会いました。 どこか忘れがたい、甘い感傷を誘う掌編だったので、その後、この作品が収められた、新潮文庫の短編集モザイクⅡ『ふなうた』を購入して改めて読み…

エヴァンゲリオンと私について

シン・エヴァンゲリオン劇場版を観ました。私がエヴァンゲリオンに出会ったのは、テレビシリーズの再放送を見た時でした。 その当時から、すごい人気になっているのは知っていましたが、私は、リアルタイムでは見る機会がなく、それでも、東浩紀さんの論考な…

二十一週間

ブログを始めてから二十一週間が経ちました。 仕事、生活ともに特に変わりなく過ごしています。 4月は大きな変化がありましたが、いろいろな人に助けていただき、無事に乗り越えることができました。 5月以降は、少しずつ自分のできることを増やして、よりよ…

ドヴォルザークの「交響曲第9番 新世界より」

ドヴォルザークの「交響曲第9番 ホ短調 作品95 新世界より」は、私が子どもの頃、クラシック音楽を聴き始めて、最初に好きになった曲の一つです。 なぜ、この曲を聴こうと思ったのか今では思い出せませんが、おそらく第4楽章の有名なメロディーが、何かのCM…

吉増剛造『詩をポケットに』

吉増剛造さんの『詩をポケットに』(NHKライブラリー)を紹介します。 この本は、吉増さんが愛する詩人たちについて、講演原稿のような口語文、パウル・ツェランの「子午線」を思わせるような口調と、詩人らしい豊富な語彙、比喩表現が合わさった文章で語っ…